山頭火句碑(田川市石炭記念公園)


田川市の石炭記念公園の山頭火句碑。

青空文庫 行乞記(二)五月一日より抜粋。

熱があるとみえて歯がうづくには困つたが、洗濯したり読書したり、散歩したり談笑したり。
彼女からの小包が届いてゐた、破れた綿入を脱ぎ捨てゝ袷に更へることが出来た、かういふ場合には私とても彼女に対して合掌の気持になる。
廃坑を散歩した、アカシヤの若葉がうつくしい、月草を摘んできて机上の壺に※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)して置く。

廃坑の月草を摘んで戻る
廃坑、若葉してゐるはアカシヤ
・ここにも畑があつて葱坊主
へたくそな鶯も啼いてくれる
・夕空、犬がくしやめした
ひとりものに犬がじやれつく
香春晴れざまへ鳥がとぶ
散歩できたんだ。

では。

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