季節の変わり目に
小倉へ。
下関駅で電車を乗り換えるのは実に大変です。以前は山陽本線と直通があったと思うのだけど、JR西日本とJR九州、うまいこと乗り入れができないのでしょう。乗り換え時間が3分というのはホームを移るため階段を登ったり降りたりするのはとても忙しいです。電車に乗るときから乗り換えのことを考えて降りた時に階段に近いところに乗り込みます。
今日乗った小倉行きの列車の窓枠にはイタズラ書きがあったのですが、小倉からの戻りの時も同じイタズラ書きがあったので、同じ列車が行ったり来たりしてるのでしょう。何て書いてあったかというと「ハゲ」。意味がわからん。
小倉駅では人吉物産展が行われていました。改札を出たコンコース広場では広いので催しを行っていることがあります、駅の収入にもなり駅を通る人にも楽しいので大いに開催して欲しいのだけれど、この物産展はあまりにしょぼくてもう一つでした。
さて、小倉には奥さんの甲状腺の病気の定期検診です。以前のように別府の野口病院まで行かなくて済むので助かります。もし橋本病やバセドウ病で悩んでいる方は小倉駅で治療できるのでぜひ。
奥さんの診察待ちの間にkindleで本を読んでいたのだけど、待合室のあちこちでピッピッと音が鳴るのが気になって読書に集中できませんでした。内科なのでインフルエンザの患者が多くて体温を計っていたんだよね。実に患者の半分くらいの方がマスクをしていました。
読んでいたのは、モラヴィア「無関心な人々」。
名作ではありますが、今の時代には少しばかり古臭い感じがします。落ちぶれた貴族の愛人の、その娘を愛人にしようとする鬼畜のような貴族の話ですから。愛人の家の財産も狙っているので色と欲に駆られてます。愛人からその娘へと視点が変わるので飽きないのだけれど反吐が出そうな話なので気が滅入ります。登場人物も少なく会話が物語の大部分を占めるので舞台で上演するのに向いているような感じ。
病院の待合で読むような本じゃなかった。
検査と診察の間に昼食を小倉駅構内のサブウェイでとりました。いつものセットで500円です。金曜日のセットのパンはBLTでした。パンはハニーオーツでドレッシングのおすすめはシーザードレッシングだったのだけどハニーマスタードにしました。飲み物はホットコーヒーにしました。サブウェイの注文は色々細かに指定しないといけないので従業員もお客も大変です。
3ヶ月ごとの小倉は季節が変わるので、その時々で街の雰囲気が違っていてとても楽しいものです。
では。
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